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2012-06-05(Tue)

名探偵コナン  怪盗キッドとの2日間[共謀]

なんかキッドの話が書きたくなって、書き下ろしました
文がけっこーテキトーなトコもありますが、気にせずに読んでください(←おいおい)



ジリリリリリリリ…
 とある美術館に、けたたましい警報機の音が響いた。
「逃がすな、追え~!怪盗キッドを捕まえろ!!」
そう、それは、いつもの怪盗キッドとの攻防戦…のはずだった。


――――5分前――――
 秋の深まったある日、コナンは、蘭、園子と一緒に、都内の美術館に来ていた。キッドが、美術館に所蔵されている伝説の巨大ルビーを盗みに来ると予告したのだ。
(この近辺は高いビルが多くてハンググライダーは使いにくい…捕まえるには絶好のチャンス!!)
脇に抱えたスケボーを見ながら、コナンは意気込んだ。
 一方、蘭と園子は、展示されているルビーに見とれていた。
「綺麗ねー…」
「キッド様にぴったりの宝石ね~☆情熱の真紅の薔薇の色♡」
(ま、薔薇っつーより血の色に近い気がするけどな…)
そう笑って振り返った時、コナンは陰で宝石を見ている数人の黒服の人影に気付いた。
(?)
少々気にはなったが、宝石の所有者が雇った人だろうとコナンは思った。
「よォし、予告時間まであと5分を切った!気を抜くなよ!」
中森警部の声に、辺りの緊張感が高まった。
そして時計の長針が真上を指した時――――
シュウウウウゥゥ…
突然、煙幕が部屋中を覆った。その煙に、観客達が興奮気味に騒ぎ始めた。
「窓を開けろ!煙を外に出すんだ!!」
中森の号令に、刑事が手探りで窓に近づき、鍵を開けた。
次第に煙が収まり、ルビーを展示していた台座を見ると…
「な、ない!?」
中森が駆け寄ると、台座には宝石の代わりに手紙が残されていた。

  親愛なる中森警部殿
 本来でしたら、お集まり頂いた観客の皆さんに華麗なマジックを
 披露するところですが、今回は急ぎの用があるため、手短に盗らせて
 頂きました。
 ご無礼、誠に申し訳ありません。
 埋め合わせはまた後日…
                    怪盗キッド

「何!?急ぎの用だと!?」
「警部!!」
部下の一人が、中森のところに近寄った。
「キッドが、いつものハンググライダーではなく車で逃げたと報告が!」
「…よし、このあたり一帯に検問を張れ~!今度こそ逮捕だ!!」
蘭たちは、早すぎるマジックショーの終わりに呆然としていたが、はっと我に帰った。
「…あれ?コナン君は!?」

 その時コナンは、裏道をスケボーで疾走していた。
「あの車は用意していた囮…本当は煙幕を張って刑事が窓を開けた時に…いた!」
コナンの読みは当たっていた。キッドは、ハンググライダーでビルとビルの間を縫うように飛んでいる。
「このスピードなら、余裕で追いつける!!」
コナンは胸を躍らせた。
(キッドを地上で追い抜いたあたりで、ボールを一発かませば…)
パァン!!
(え?)
コナンは目を見開いた。
(何だ…銃声!?)
そう思った途端、また何発もの銃声が聞こえた。
「クソッ…何が起こってるんだ!?」
そう思いコナンはふと横道を見た。そこには、美術館にいたあの黒服の男たちが、上空に銃口を向けていた。
「!!」
次の瞬間、飛んでいたキッドの体がグラッと傾いた。そして、向こうのビルの間に消えていった。
「何!?」
コナンは、すぐさまキッドが落下した地点に向かった。そしてスケボーを降りると周辺を捜した。
「おかしいな…このあたりだと思ったけど…」
その時、誰かがコナンの口を押さえて、物陰に引きずり込んだ。驚いたコナンは、必死に抵抗した。
「んー、んー!!」
「シッ!じっとしてろ!」
それはキッドの声だった。キッドは、コナンと自分の体を、黒い布で覆った。
「い、一体…?」
「静かにしろ!」
キッドの声が、いつにもまして張りつめていた。コナンは、布の隙間から、外の様子を窺った。さっき拳銃を持っていた奴等と、髭面の男が一人いるのが見える。
「キッドはいたか?」
「いえ、このあたりのはずなんですが…」
「スネイク様、さっき、我々の狙撃現場に、あの眼鏡の少年が…」
「何?」
「いかがいたしましょう!?」
「もちろん、見つけ次第、ビッグジュエルを奪って、キッドもそのガキも始末しろ。顔を見られた可能性も高い」
「了解しました」
コナンは、散っていく男たちを、驚愕の目で見ていた。
(何だ、あいつら…!?)
男たちが通り過ぎて暫く経ってから、キッドはやっとコナンから手を離した。
「キッド…なんなんだ、あの男!?」
「…怪盗なんかやってると、命を狙われることも多いからな…」
キッドが、苦しそうに肩で息をして言った。
「お、おい…」
キッドは、撃たれて血が出ている右肩と、左足を押さえていた。
「どうやら、落ちた時に足も折っちまったみてーだ…」
「だ、大丈夫かよ!?」
「あ、あいつらがいつ戻ってくるか分からねぇ…とにかく、この場から離れねーと…」
キッドはそう言って折れていないほうの足で立ち上がると、変装をといた。コナンは、その顔に軽く驚いた。
「(マ、マジで俺そっくり…)…うわっ!?」
「ホラ、動くなよ!」
キッドがコナンに変装用のマスクを被せたのだ。
「ここは親子ってことにして切り抜けるぞ…」
そう言って、キッドは自分にもマスクを被せた。
 程なくして、男たちが戻ってきた。そして、一組の親子(←コナンとキッドの変装)に目を留めた。
「…ねぇパパ、ぼくお腹空いた~…」
「そうだな、今日はママが飲み会でいないし、パパがどっかうまい店連れてってやるよ!」
「やった~!ありがとうパパ!」
男たちは、このやり取りを聞いて、別人と判断したらしく、コナン達から離れていった。
「ふぅ…オメーが演技上手くて助かったよ…」
「…でもお前、足は大丈夫なのか?」
普通に歩いているキッドを見て、コナンは目を細めた。
「死ぬ程痛いに決まってんだろ」
「じゃあ、なんで歩けんだよ?」
「バーロ、ここで痛い素振り見せたら、すぐバレちまうだろ。だけどそろそろ限界だな…タクシー拾って、ここから離れよう」
「離れたらどこに行くんだ?」
「今、寺…俺の仲間から連絡があった。例の男たちが、探偵事務所の前に張り込んでるらしい。当分帰れねーぞ」
「!」
コナンは眉をひそめた。
「蘭やオッチャンのためにも、今は事務所に近づかないほうがいいってことか…」
「そういうことだ」
キッドが近くを走るタクシーに手を振りながら言った。
「じゃあ、蘭には適当に明日帰るとか電話してごまかすとして…これからどーすんだ?」
その途端、キッドはコナンに向かってウィンクした。
「ついて来るか?怪盗の下見なんて、滅多に見れるもんじゃねーぜ?」

夜――――キッドとコナンは、とあるビジネスホテルの一部屋で枕を並べていた。
「…なぁ、キッド」
常夜灯の周りを飛ぶ小虫を目で追いながら、コナンが呟いた。
「ん?」
「何でオメー、怪盗なんかやってんだ?」
「お、ズバリきたな…知りたいか?」
「そ、そりゃあ…」
キッドは、天井を向くとフッと笑った。
「今は教えらんねーけど…ま、一つだけ言えるのは、理由がなければこんな怪盗やってるわけねぇってことだ」
「…答えになってねーけど、まぁいいか…じゃあ、今日襲ってきた男は、誰なんだ?」
キッドは、その質問に少し黙った。口を開いた時、さっきと口調が変わっていた。
「…俺の一番大事なものを盗んでいった奴ら…かな?」
キッドは、それ以上語ろうとしなかった。
 探偵と怪盗、真っ向からのライバルが並んで横になったまま、夜は更けていった。

次の日の朝は、特に冷えていた。二人は、早々とホテルを出ると、公園でサンドイッチの簡単な朝食を済ませた。その時、どこか近くから石焼芋の屋台の音が近づいてきた。
「買ってきてやるよ」
キッドは、コナンが頼んでもいないのにベンチから立ち上がると、松葉杖をついてゆっくりと歩いて行った。そして、何分か後、朝靄の中から姿を現した。
「ほい」
「あ…」
「礼はいいよ、照れくさいだろ」
キッドは頭を掻いた。コナンは、それをジト目で見た。
「あのさ、焼き芋はありがたいけど…俺に変装すんの止めてくんねーか?」
「いーじゃねーか、これが色んな面で一番楽だし」
「そーだけど…ていうか…何でお前はこのクソ寒いときにアイス食ってんだよ」
キッドはその時、チョコレートアイスクリーム(しかもダブル)を熱い焼き芋と一緒に食べていた。
「別にいいだろ、好きなんだから」
「…んで?今日はどうすんだ?」
「そうだな…」
焼き芋を頬張りながら、キッドは考えた。
「今度、また次郎吉のジイさんが個展やるだろ?今日はそこに下見に行く」
その言葉に、コナンは食べる手を止めた。キッドは、いつになく真剣だった。
「多分そこにあの男たちも来る…狩場には絶好の位置だ」
コナンは、キッドに向かって静かに頷いた。


<続く>


Next Conan’s Hint!

     紅葉狩

★NEXT★
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芋食いたい

親子ってことにして切り抜けるぞ

に、笑ってしまいました。

アイスと焼き芋……私も好きだわ

冬、家の近くに焼き芋がくるんだよね (^_^)

Re: 芋食いたい

コメありがとォ~!(青山先生風笑)

> 親子ってことにして切り抜けるぞ

> に、笑ってしまいました。

このネタ自体は前々から温めていたネタですが、使っちゃいました(また新しいネタ考えなきゃ…)

> アイスと焼き芋……私も好きだわ

> 冬、家の近くに焼き芋がくるんだよね (^_^)

焼き芋は個人的に食べたくて書きました☆

アイスは、快斗の大好物で…あ、大嫌いなものもあとでネタに使おう。。。

では~

No title

ホテルのやり取りとか、焼き芋を食べるコナン君とか、印象的なシーンがいっぱいで、私は好きです♪
私もコナン小説書いているのですが、どうしてもシリアス寄りになっちゃうんですよね……(><;)
Profile♪

ねこたん♪☆

Author:ねこたん♪☆
出身地:秋田県
血液型:AB型

コナン、鬼太郎が大好き!進撃の巨人、鬼灯の冷徹にもハマり中♪ 
好きなキャラは、コナン君、世良真純ちゃん、鬼太郎、蒼兄さんetc…
(詳しくは一番最初の「初ブログ」記事を見てくださいね!)
単行本派+サンデー派=どっちも派(*^_^*)
高山みなみ署長を全力応援☆
そして秋田ケンミンなので秋田も応援!

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