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2012-10-10(Wed)

MAGIC

お待たせしました…(><)

【ブログ2万ヒット企画】めぐさんからのリクエスト「まじっく快斗×ゲゲゲの鬼太郎」の小説が完成しました!!

リクエストを受けて、まじ快には魔女が出てくるし、どうせなら鬼太郎に出てくる魔女も出会わせちゃおうと思って『紅子vsザンビア』的な話を書いてみました!!
(全体的にまじ快多めです…)
ただ、あとで「こういうのもいいな~」とか思いながら付け足し付け足し書いてたら、かなり長くなってしまいましたすみません…

akakoandzanbia-main-s.jpg
Illust:TWIN-MIX

コナン×鬼太郎、コナン×AKB、新一×快斗は、現在執筆中です。しばらくお待ちください。。m(_ _;)m

では、管理人の駄文にお付き合いいただける方は追記からどうぞ~

  



1.出会い

満月の夜、午前零時、紅子の家…
紅子は、邪神ルシファーから、あるお告げを受けていた。
「…な、何ですって…?」
ルシファーは、何やら妖しく光る宝石と、蠢く不気味な人影を映し出した。
「そう…分かった、もういいわ、下がりなさい」
紅子がそう言うと、ルシファーは霧のように消えた。
「あ、紅子様…」
鍋の前で立ち尽くす紅子に、執事は恐る恐る声を掛けた。紅子は、息をフーッと吐くと、目を細めた。
「まさか、本当にいたとはね…」

一方、同じ頃…
「はぁ!?あの大事な石を無くした!?しかも今度は、どこに落としたか分からない!?」
とある地下洞窟の中に、魔女ザンビアの声が響いた。その傍らには、オカマな狼男・ワイルドが縮こまっていた。
「…シーっ!!」
ワイルドが、慌てた様子で辺りを見回した。それを見て、ザンビアが膨れ面をした。
「ったく、この間あんたがコントローラー無くしたせいでどんだけ怒られたか覚えてないわけ!?」
「そ、そんなこと言ったって…」
「せっかく鬼太郎を倒す切り札として苦労して探し出したのに!?あの石を無くしたなんて知れたら、今度こそ殺されるわよ!」
「じゃあ、どうしたらいいのよ…」
うつむくワイルドを、ザンビアは思いっきり蹴り飛ばした。
「探すに決まってんでしょ、この馬鹿オカマ変態狼!!!!」

次の日の朝、江古田高校2年B組の教室内は、怪盗キッドが出した予告状の話題で持ちきりだった。
「ねぇ、聞いた?キッド、今度は最近発見されたばかりの宝石狙うんだって!」
「知ってる知ってる!ある重病の大富豪がそれ拾った途端病気が治っちゃって、『LIFE STONE』、命の石って名付けたんでしょ?」
その声に、黒羽快斗は、読んでいた新聞から顔を上げた。
(命の石…確証はねえが、もしかしたら、例の…)
「おっはよー、快斗!」
快斗の思考の中に、青子の元気な声が割り込んできた。
「なんだよ、朝っぱらからうるせえなー…」
「いいじゃない別に、挨拶くらいっ」
青子が、そう言って快斗の新聞を覗き込んだ。
「それより快斗、あのニュース聞いた?」
「あん?キッドの予告状か?」
「違うよ!これよ、これ!」
青子が、新聞のページをめくった。そこには、比較的大きい文字で、『昨夜から強盗殺人未遂事件が多発』と書かれていた。
「朝にテレビで、『一晩で何軒もの富豪の家に何者かが押し入って、家主に重傷を負わせ高価な宝石を盗んでいった』って言ってたし…ナイフとか持ってるのかな…怖いよね…」
「…ハ、オメーん家に入ったって何も盗むモンねーだろ?狙われるわけねぇって」
「もー、真剣に考えてよ、バ快斗!」
「そうよ…盗むだけで何も傷つけない怪盗キッドとは違うんだから…」
そう言って快斗に近づいてきたのは、紅子だった。
「ちょっと、いいかしら?」
「へ?」
紅子は、窓際まで快斗を引っ張ると、耳元で囁いた。
「…今回の予告、今すぐ取り下げなさい」
「はぁ?」
快斗は目を丸くした。
「何言ってんだよ?っていうか、オレはキッドじゃ…」
「どうやらあなたが狙っている宝石とその強殺未遂事件、大いに関係してるみたいよ」
紅子の目はいつになく真剣だった。
「下手に手を出すと、あなたの身も危ないわ。即刻、やめなさい」
「…あのな紅子、オメーが何を根拠にそんな事言ってんのか知らねーけど…」
快斗は、ふぅと一息つくと、紅子から目を背けた。
「オレも逃すわけにはいかねーんだよ」
快斗の脳裏には、亡き父・黒羽盗一の顔が浮かんでいた。父が殺される原因となった命の石・パンドラ…もしその宝石が本物のそれだとしたら、当然敵も黙ってはいない。先手を打たなければ、石を壊してやり返すことはできない。
紅子は、考えを変えようとしない快斗の様子を見て、溜息をついた。

その日の午後、授業が終わるとすぐに、快斗は下見へと出向いた。持ち主は、相当な大富豪のようで、都心の一等地に、馬鹿でかい邸宅を建てていた。
(スゲーな…でも逆に広い方が、警備も増えて紛れ込みやすいか…)
「…やめたほうがいいと思うよ」
急に、背後から声がした。快斗が驚いて振り向くと、そこには少年が一人立っていた。
少年は、身長130cmほど。そろそろ秋だというのに、素足に下駄履きという季節感ゼロの格好をしている。髪の毛が多く、左目はほとんど見えない。
「…え?」
「その宝石を盗るのは、やめた方がいいって言ってるんだよ」
ずいぶん上からモノを言う子だな、と快斗は思った。まぁ約一名、この子と同じくらいでかなり生意気な眼鏡のガキを知ってはいるが。
「な、何言ってるんだい君…ただ僕はこの家でかいな~って思って見てただけで…」
快斗は笑ってごまかそうとしたが、少年はなおも澄んだ瞳でこちらを見ている。なんだか心の中が見透かされている気分だ。
「…ボク、こんなところにずっといたら、親が心配するだろ。早く帰れよー」
快斗はとりあえず、少年にそう言うとその場を離れた。少年は、体の向きを変えただけでその場から動かず、快斗が駆けていくのを見つめていた。
「…どうしますか、父さん」
「そうじゃのう…」
少年の頭の上から、甲高い声がした。
「見たところ、そんなに聞き分けの悪い人間でもなさそうじゃ。話しても大丈夫じゃろう」
「分かりました…ところで父さん、どうして分かったんですか?彼がそうだと」
「フム…年寄りの勘というやつかのう。それに彼の瞳…どうも普通の少年の目ではなかった」
二人は、快斗の姿がいなくなったのを見届けると、秋風の中を、カラン、コロン…と音を響かせて去っていった。

「…いったい何だったんだ、あのガキ…」
陽も落ちかけて人気のない公園に入ると、快斗はベンチに座って辺りを見回した。快斗が座ったところには丁度街灯が当たっていたが、隅の方の暗いベンチに、若い女性らしき人影が見え、それ以外は全く人の気配がなかった。
(このくらいの時間だと、まだ子供が遊んでてもいいんじゃ…)
そう考えて、快斗はふと朝に青子が言っていた事件を思い出した。強盗に入られた家のうち一軒は、この公園の近くだ。犯人が捕まるまで、子供を家から出さないようにと学校で通知が出されたのかもしれない。
「…あれ?」
急に、女性が立ち上がって、まっすぐこちらに歩いてきた。そして快斗の顔をじっと見ると、携帯を取り出して電話を掛けた。
「言ってたとおりよ、間違いないわ」
「ありがとう、ネコ娘」
返事は、女性の受話器からではなく、頭上から聞こえた。と思ったら、さっきの少年が上から落ちてきて、軽やかに地面に着地した。
「え…は?」
快斗は何が何だか分からなかった。夕焼けの空に、得体の知れない白い長い布が舞っている。
「…君、あの宝石を狙っているね?」
「へ?」
見ず知らずの子にそう言われても、何と返したらいいか分からない。それを知ってか知らずか、少年は言葉を続けた。
「もう一度言うよ。あの石を狙うのはやめてほしいんだ」
少年の口調は、さっきの威圧するような感じではなく、丁寧にお願いしているふうだった。快斗は、少年の方に体の向きを直すと、とりあえず口を開いた。
「あの…よく状況が呑み込めないんだけど…」
快斗がそう言うと、少年はフッと笑った。
「あ、そうか…まだ僕、名前言ってなかったね」
少年は、さっきよりも明るい笑顔を、快斗に見せた。
「僕は、ゲゲゲの鬼太郎。よろしく」


2.嵐の前の静けさ

快斗の頭上で、一気に『?』が増殖した。「ゲゲゲの鬼太郎」…誰でも知ってる、水木しげる原作の妖怪漫画の主人公だ。だが、自分をそう名乗る少年が目の前にいるのが、変な気分だった。
「え、えーっと…」
「…まぁ、いきなりこんなこと言われても、分かんないわよね」
『ネコ娘』という女性が、そう言って鬼太郎を見た。
「簡単に説明してあげたら?」
鬼太郎は頷くと、口を開いた。
「君が狙っているのは、妖怪石といって、人間にはとても危険な石なんだ」
「…き、危険?でもあの石、持ち主の病気を治したとかなんとかって…」
「あの石は、触れると持ち主の願いを何でも叶える。でもその代わり、あの石は叶えた代償として、持ち主の寿命を使っていくんだ。つまり、寿命が尽きることがない妖怪にとっては夢のような石だけど、寿命に限りがある人間がそれを使いすぎると、死に至る。だから、君にはあの石に触れてほしくないんだ」
快斗は頭が混乱してきたが、何とか持ちこたえた。どうやら、そう聞くと、紅子が言っていたのは、このことだったのか…?
「…だったら何で、さっさとその石を持ち主のところから取ってこないんだよ?」
「僕は泥棒じゃない。持ち主の人間も最初に力を使って以来あの石に触れていないようだし…」
「…じゃがのう、鬼太郎」
いきなり、鬼太郎の頭の中から声がした。そして、目玉頭の小さな体が、ひょっこり出てきた。快斗は、本物の目玉おやじを目の前で見て、かなり驚いた。
「何ですか、父さん?」
「あの石は確か最近、元あった祠から、何者かによって盗まれたと聞いておる。あくまでも噂で、本当かは分からんが」
それを聞いて、鬼太郎の顔が険しくなった。
「それはまずいですね…もしかしたらその誰かが、その石のニュースを聞きつけて奪いに来るかもしれない」
「あっ…」
ネコ娘が、鬼太郎の言葉に反応した。
「最近の強殺未遂事件って、そいつが石を探してるからじゃ…」
「…困ったのう、こうなったらこれ以上怪我人が増えないうちに石を取り戻さねば…」
「あの…こういうのはどうかな?」
妖怪たちの話を聞いていた快斗が、おそるおそる言った。
「よくわかんないんだけど…僕が予告どおり石を盗み出して、あなた方に渡せばいいんじゃないかな?って…話を聞く限り、僕が探している宝石ではないみたいだし…それなら、警察が見張ってるからそのなんとか石を狙う奴も手を出しにくいと思うんだけど…」
「ウム…しかし相手は妖怪じゃ。いくら警察がいるとはいえ、危険じゃぞ」
「…そこは、僕らが何とかします。そうしましょう、父さん」
鬼太郎が快斗を見て力強く言った。目玉おやじはその後も何かムニャムニャと言っていたが、他に良い案が見つからず、鬼太郎に賛同した。快斗は、初めて会う人物、しかも妖怪と共闘する約束をしたので、不思議な感じを覚えた。
「じゃあ、僕は屋上で待っているから、来てくれるかな?」
「あ、うん!じゃ、そういうことで…」
「…なにが『そういうこと』だい?」
急に、この世で一番聞きたくない声が背後から聞こえてきた。クラスメートでキッド逮捕に執念を燃やす高校生探偵・白馬探だ。
「誰かと、明日の犯行の計画を話してるように聞こえたんだけど…」
「き、気のせいだろ~…」
白馬は、軽く快斗を睨んだが、その後肩をすくめた。
「…確かに、気のせいのようだね」
「え?」
快斗は、白馬の言葉に驚いて辺りを見回した。先ほどまでここにいたあの妖怪たちの姿は、忽然と消えていた。
「…んで、白馬、お前何しに来たんだよ?」
「あぁ…今回こそは君を捕まえると、一応予告しておこうと思ってね」
「…だから、オレはキッドじゃねぇって言ってんだろ?」
「フン…まぁいいさ、捕まえてみれば分かることだ」
快斗は、白馬の自信満々の様子を不審に思った。
(こんにゃろォ、何を企んでるんだ…?)

そんな白馬の様子を気にしているのは、快斗だけではなかった。紅子は、ルシファーに、快斗を待ち受ける罠を詳しく尋ねていた。
「…白馬探のほうは、黒羽君なら…でも、問題は…」
紅子は、傍に浮かぶ魔法の球を見て顔をしかめた。そこには、快斗を襲う謎の化け物が映っていた。
「黒羽君…」

その夜の空は、怖いほどに澄み切っていて、とても静かだった。そんな静けさを破るように、妖しい閃光、恐ろしい遠吠え、人間の悲鳴が、響き渡った―

3.月夜の刺客

次の日、紅子は一度も快斗に話しかけてこなかった(青子は「今日こそお父さんがキッドを捕まえるっ!」と騒いでいたが)。快斗は授業中、ノートの端に、今日の犯行計画を書き出していた。
(ジイちゃんがセールス装ってあの家に入って調べてくれたから、随分楽だな…鈴木財閥の相談役みたいに派手な罠は仕掛けてねーし…警備は増員のみか…問題は…白馬だな…)
快斗はそこでふぅと息を吐き、後ろの席にいる白馬をチラ見した。白馬はいつもの如く澄ました顔で座っていた。
その時ふと、昨日会った妖怪達を思い出した。身近に魔女という異分子はいるにはいるが、それ以外の「お化け」的な存在と付き合ったことは一度もなかった。一体、お化けの敵ってどんなのなんだ…?
「…どうしたの快斗?さっきからボーっとして」
「別に、ボーっとしてるわけじゃねーよ…」
「…あ、ねぇねぇ快斗、今日もお父さんにお弁当届けるんだけど、一緒に行く?」
「お、おう」
快斗はもちろんそのつもりだった。『青子の付添い』という名目なら、変装なしでも簡単に潜入できる。
「ねぇ、白馬君もどーお?」
青子は、当然の流れのように、白馬に声をかけた。
「…いや、僕は遠慮するよ…僕は警部に直々に呼ばれてるんでね…」
(何が呼ばれてる、だ…自分で押しかけてんじゃねーか…)
快斗がそう心の中で悪態をつくと、白馬がこちらを見て怪しく笑った。快斗も、それに応えて笑い返した。
その時急に、誰かが快斗の肩を叩いた。振り返ると、紅子は黙ってこちらに手を伸ばした。
(?)
快斗は、紅子の視線をたどって下を見た。自分の足元に、消しゴムが一つ転がっていた。快斗は、その消しゴムを拾い、紅子に渡した。紅子は声を発さず口の動きだけでありがとうとだけ言ったが、それっきり自分の席に戻って何も言わなかった。
(何だ?気味悪いぜ…)
そう言いながらも、快斗は、紅子の様子が気になっていた。しかし紅子はその日一日中、快斗の顔を見ることはなかった。

 夜になり、快斗は青子とともに例の屋敷へ向かった。その日は綺麗な満月で、キッドの犯行には丁度良かった。
建物に入ると、中森警部が警官に向かって「今日こそ、キッド逮捕だーっ!!」と喝を入れていた。いつもの犯行時と変わらず、緊迫した雰囲気が辺りを包んでいた。
(…ホントに来るのか?妖怪なんて…)
快斗は、周りを見て息を吐いた。
「あれ?白馬君は?」
青子が、周りを見て警部に尋ねた。
「ん?あぁ、彼なら上に行ったよ…宝石を直接守るとか言って…」
快斗はそれを聞いてフッと笑った。
「なるほどね…一騎打ちに持ち込みたいってことか…」
そう呟き、快斗は青子に「ちょっとトイレ」と耳打ちすると、陰に隠れ、警官に変装した。
「警部!上空から、キッドのグライダーらしき物体が飛行してきます!」
快斗は、広間に戻ってきて中森警部に近づくと、そう報告した。その物体はもちろん、寺井が飛ばしたダミーなのだが。
「何ィ!?白馬君は、このことは?」
「おそらく分からないと思います!キッドは東北東から接近中で、宝石が展示してある部屋の窓は西側にしかないので…」
「よし、早く白馬探偵に無線で…」
「あ、警部、それは危険です!さっき、無線が一つ無くなっていたという報告が…キッドが、無線を盗み聞いていて白馬探偵の作戦を読む可能性があります!」
「そ、そうか…じゃあ早く、上に行って知らせてこい!」
「ハッ!!」
快斗は駆け出したが、白馬はキッドの策略を全て分かっていた。展示室にパソコンを数台持ち込み、監視カメラの映像をすべてチェックし、警察の無線も傍受していたからだ。もちろん、快斗もそのことは十も承知だ。
「キッド…今日こそは…」
白馬は監視カメラに映る快斗を見て口の端を上げた。しかしその時、一瞬部屋が暗くなったかと思うと、パソコンの画面がすべて消え、明かりも落ちた。
「な、何だ!?」
ふいに白馬は、背後に気配を感じた。思わず振り返ると、目の前には―
「…!!!」

4.マジックの価値

その頃快斗は、キッドに変装して展示室の前に着いていた。
「ちょっと、ごめんね~…」
快斗は催眠スプレーを手に構え、ドアの取っ手を引いた。が、中に入った途端、快斗は何かが起こったと悟った。部屋の中は、月明かりが僅かに差し込んでいる場所以外真っ暗で、宝石が展示してあるはずのガラスケースは割られ、その前で白馬がぐったりして倒れていた。
「白馬!?おい、白馬!!」
快斗は、白馬の体をゆすった。が、白馬は少し呻いただけで、目を覚まさなかった。
「誰かに気絶させられたのか…でも誰に…そういえば、石は…?」
快斗は、白馬の服のポケットを探った。すると、ハンカチに丁寧に包まれた石が出てきた。おそらく白馬は、最初から宝石をガラスケースから出していて、ポケットに隠して意地でも自分に盗らせないようにしたのだろう―
「…!?」
急に、後ろから殺気を感じた。白馬を抱えて飛び退くと、さっきまで自分がいた場所の床のタイルが、粉々になって飛び散った。
「その石、あたしが先に見つけたのよ!寄越しなさい!!」
声がして振り返ると、そこには箒に乗った紫の髪の小さな魔女がいた。見た目は可愛らしいのに、眼光は凶暴だった。
「ちょっと、ケース壊して出したのは私でしょ!?」
魔女の隣に、狼顔の男が目をランランに光らせて立っていた。しかしその男の変なファッションが、自分を頼りない印象にさせていた。
「は?あんたバカ!?あっちは偽物よ!ったく、アンタがパソコン音痴なせいで、見つけるのにこんなに時間かかっちゃったじゃないの!」
「何よ、あなただって街頭テレビでずっとドラマ見てたじゃない!ニュースとかを見てればもっと早く見つけられたのよ!!」
「私のせいにするわけ!?元々はあんたが石無くしたからこうなったんでしょ!!」
快斗は、この二人が言い争っている間に、こっそり部屋を抜け出そうとした。しかし、それに気付いた魔女が、こちらに向かって閃光を浴びせてきた。
「逃がさないわよ!」
快斗は、白馬を背負うと、部屋を出て非常階段を上り、屋上へと駆けた。魔女と狼男は、その後を執拗に追いかけてきた。
「クソッ…」
快斗は、敵に向かって催涙弾を投げつけた。後ろがそれをまともに食らってあたふたしているうちに、快斗は屋上へ上ると白馬を物陰に下ろし、表に出た。
「…このゲス野郎、よくも!!」
魔女が、鋭い眼で快斗を睨みつけた。快斗はそれに恐怖感を覚えたが、平静を保つためにポーカーフェイスを装った。
「おやおや、そんな言葉遣いをしていては、美しいお顔が台無しですよ、お嬢さん…」
「―ッ!!ムカつく~っ!!…お前たち、アイツを殺しちゃってっ!!」
魔女がそう言った途端、どこからともなくカボチャ頭の化け物や狼が無数に湧いてきた。
「おいおい何だよ…ハロウィーンにはまだ早いだろ!?」
快斗は間一髪、襲いかかる大群を避けて、辺りに煙幕を張った。しかし次の瞬間、突風が巻き起こり、快斗は吹き飛ばされて壁に激突した。
「ぐあッ…!」
快斗はすぐに体勢を立て直そうとしたが、体が痛みに耐えきれずによろめいた。
「魔女の私に、小細工が通用すると思ってんの?…アパラチャノモゲータ!!」
魔女が呪文を唱えると、空中に何百本というナイフが現れた。
「行っけぇっ!!」
魔女が、愉しげに言った。途端にナイフが雨あられと快斗たちの上に降り注いだ―
キュンキュンキュン…!!
その時、気の抜けるような発砲音が耳に入ってきた。快斗が恐る恐る振り返ると、ひん曲がったナイフが、次々と落下していった。
「…間に合ってよかった」
声の主は、鬼太郎だった。間一髪のところで、指鉄砲がナイフを弾き飛ばしたのだ。
「遅れてごめん」
「あとは鬼太郎に任せて!」
ネコ娘が、そう言って、上空の敵を見据えた。
「やっぱり、あんたたちだったのね…ザンビアに、ワイルド!!」
ネコ娘が叫ぶと、魔女ザンビアはフンと鼻を鳴らした。
「何でこのダサい女が来てるのよ?」
ネコ娘はその言葉にキレてザンビアを引っ掻こうとしたが、鬼太郎が制止した。
「何故あの石を狙うんだ、西洋妖怪!!」
「…あら、分かりきったことでしょ?ベアード様が、鬼太郎を倒す力をつけるために必要なのよ!!」
『ち、ちょっとザンビア…』
ワイルドが、慌てた様子でザンビアに囁いた。
「何よ?近づかないでよ、獣臭いわね!!」
『そうじゃなくて…石のことは誰にも話しちゃいけないんじゃ…』
ザンビアが、あ、と言って口を覆った。鬼太郎は、フッと笑うと、ちゃんちゃんこに手を掛けた。
「やばっ…」
ザンビアが止める間もなく、鬼太郎の体内電気を含んだちゃんちゃんこが空中に放され、その周りにいた手下のカボチャ妖怪や狼男が、あっという間に黒コゲになった。すかさず鬼太郎は一反木綿に飛び乗ると、敵に指鉄砲や髪の毛針の一斉掃射を食らわせた。西洋妖怪側の人数が、その一瞬で激減した。
「―ちいいぃっ!」
ザンビアは顔をしかめ、あたりかまわず次々と光線を繰り出した。鬼太郎はすぐに止めに入ったが、さっきの一斉攻撃で妖力を使いすぎてしまったため、防御の盾を保ち続けられなかった―そして、鬼太郎が防ぎきれなかった一発が、まっすぐ快斗に向かっていった。
「いかん!避けるんじゃ!」
目玉おやじが叫んだ時、すぐに快斗は横へと飛んだが、その方向にはワイルドが待ち構えていた…
「アッ…!」
快斗は、頭上で鋭い鉤爪が振り下ろされるのを感じた。が、数秒経っても、痛みは感じなかった。
「!?」
快斗も鬼太郎も驚いたが、敵も戸惑った。一瞬、何が起こったのか分からなかった。
―快斗の目の前には、魔法の衣装を身に纏った紅子が立ちはだかっていた。そして紅子と快斗を眩しいほどの紅い光が包み、敵の攻撃を全て跳ね返していた。
「あ、紅子!?何でお前…」
「説明は後よ!黒羽君、これを首にかけなさい!」
そう言って紅子は、快斗の方に何かを放った。それは、何やら妖しげなルーン文字がびっしり書かれた装飾がついた、気味の悪い感じのペンダントだった。
「これは…」
「魔除けの魔法を込めたネックレスよ…どんな呪いも通さないはずよ」
逆にかけた人が呪いにかかりそうなデザインだな、と毒づきながら、快斗はそれを首にかけた。
「フン、そんなもの、私の魔法にかかれば…」
ザンビアが、空中に妖力の塊を溜め込むと、呪いの矢状にして快斗に向かって飛ばした。しかし矢は快斗の1m手前で、何かにぶつかったように粉々になって消えた。
「…うそ…私のとっておきが…!」
ザンビアは、かなり狼狽していた。紅子はフッと笑うと、手を天に向けた。
「聞け、冥府魔道を彷徨う禍々しき亡霊よ…その骸を炎と化して我に…!!」
紅子が言い終わるか終らないかのうちに、空が雲に覆われ、雷が鳴り響いた。そして稲妻の光が、すべて紅子の手に集まった。
その途端、その光が炎に変わった。炎は、四方八方に飛び散り、ザンビアとワイルドの手下を焼き尽くした。
「と、父さん、これは…」
紅子の強大な力に、鬼太郎は驚きを隠せなかった。
「この魔法は、紅魔術じゃ…その昔、黒魔術と対をなしていた強力な魔力を持つ家系でな…まさかまだ、継承者がおったとは…」
今や現場は、紅子とザンビアの合戦場と化していた。しかしザンビアが攻撃を繰り返しているのに対して、紅子は最低限の攻撃だけでやり返していた。
(くっそ~…アイツの足元の魔法陣が、あたしの魔法を全て無効にして…!!)
ザンビアは、ワイルドの方を振り返り、カッと睨んだ。
「ちょっとあんた、あの女の魔法陣、叩き壊してきてっ!」
しかし、いくら叫んでも、ワイルドは動こうとしない。
「何やってんのよ!?早くしなさいこの役立たず…」
「紅子様…」
「…へ?」
ワイルドは、紅子の虜になってしまっていたのだ。紅子はこれに気付くと、高笑いした。
「オーホッホッホッホ、味方は全滅のようね…さぁ小さな魔女さん、さっさと退散なさい!!」
紅子は、大きな鎌を出現させ、ザンビアに向かって振りかざした。その時、ザンビアは、紅子の魔法陣の外の床の亀裂に目を留めた。
「…チャンス!!」
ザンビアは、その亀裂目がけて光線を発射した。すると一気に床が崩れ、魔法陣のある場所も割れ、消えてしまった。
「!!」
紅子は、すぐにその場から飛び退くと、ザンビアと距離を取った。しかしその場所にも呪いが撃ち込まれ、紅子は転々と逃げる羽目になった。
「私が簡単に引き下がるとでも思ってたの?このバカ女!」
ザンビアが、息を切らせている紅子に向かってアッカンベーをした。紅子は、鎌を握り直し、憎たらしい魔女を睨んだ。
「ヤロォ…」
快斗が思わず、ザンビアの方へ向かっていこうとした。しかし紅子は、結界を張ってそれを阻止した。
「待ちなさい、黒羽君」
「な、何でだよ!?」
「魔法に手向えるのは魔法のみ…マジックは通用しないのよ!」
そう言い放つと、紅子は戦いに戻った。歯軋りする快斗に、ネコ娘がそっと近づいた。
「彼女の言う通りよ。人間には危険すぎる!」
「…でも…」
快斗は、ぐっと拳を握った。
(紅子ばっかりに、戦わせておけるかよ…!)
快斗は、そっと懐に手を入れると、トランプ銃に手をかけた。
「…うぐ…」
その時、隅の方から、呻き声が聞こえてきた。白馬が目を覚ましたのだ。
「おい、大丈夫か!?」
快斗が駆け寄ると、白馬は薄目を開けて快斗を見た。
「…キッド…」
「白馬、しっかりしろ!…!?」
快斗が白馬を抱きかかえ、ふと彼の足を見て愕然とした。先程の割れた床の破片の一部が深々と刺さり、鮮血がスラックスを赤く染めていた。―快斗は魔除けのお陰で被害を免れたが、白馬は全くの無防備だったのだ。
「クッソ、オレとしたことが…」
快斗は、自分のマントを破ると、傷口をきつく縛った。そして、自分の首からネックレスを外し、白馬にかけた。
「…い、一体何が…?」
「話は後で…待ってろ、すぐ片付けてくっからよ!」
そう言うと快斗は立ち上がり、鬼太郎やネコ娘が止めるのも聞かず、前線に飛び出した。するとザンビアは待ってましたとばかりに風を巻き起こし、キッドはいきなり吹っ飛ばされて床に叩きつけられた。
「く、黒羽君、貴方何してるの!?ネックレスは!?」
よろめきながら立ち上がる快斗に向かって、紅子が叫んだ。快斗は、顔にできた擦り傷を拭いながら、フッと笑った。
「紅子、お前さっき、魔法には魔法しか通用しねぇって言ったよな?でも…魔法もマジックも、訳しちまえば同じ『MAGIC』だぜ?」
紅子はハッとした。快斗は、シルクハットに手を掛けると静かに言った。
「オレの『MAGIC』、見ててくれよ」
紅子は何か言いたそうな顔をしたが、「全く…貴方はどこまでお人好しなの?」と言ったきり、何も話さなかった。快斗はそれを了解と受け止め、前に向き直り、石を満月の光にかざした。
「ちょっとそこ、何ごちゃごちゃやってんのよ!?さっさと石を…」
「そうですね…この石は元々あなたの持っていたもの…私の求めていた石ではないようですし…お返ししましょう」
「!?…き、君、な、何を…!?」
快斗の発言に、鬼太郎は動揺した。鬼太郎にとって、その石は最も西洋妖怪に渡してはいけない石なのだ。
「ダメだ、その石は…」
鬼太郎がそう言った時には、快斗は石をザンビアの方に放っていた。ザンビアは軽やかにキャッチすると、フンと鼻を鳴らした。
「そうやって、さっさと渡してくれればよかったのよ」
「そう言うお嬢さんこそ…攻撃などせず、理由をきちんとお話しくだされば、すぐにお渡しいたしましたのに」
「な、何ですって!?この私にそんな口のききか…」
「Ladies and Gentlemen!!」
急に快斗が、声高らかに叫んだ。
「しばし、私のショーにお付き合い下さいませ」
キッドは深々と礼をすると、バッと手を広げた。するといったいどこから湧いたんだと思ってしまうほど大量の鳩が紙吹雪と共に一斉に飛び出し、と思ったら今度は何万という花の雨が降った。そしてそれらを七色の揺れる光が照らし、辺りは幻想的な雰囲気に包まれた。
「すごい…」
白馬の介抱にまわっていたネコ娘が、空を見上げて息をのんだ。ザンビアも暫く見とれていたが、ふっと我に返って頭を振った。
「…こんな所詮子供だましの戯言に、騙されるもんですか!」
「…確かに、マジックは魔法とは違う…」
キッドは、そう言いながらザンビアの方に歩み寄った。
「でも、マジックには魔法にはない力もあるんですよ…」
その言葉に、紅子があっと言った。これ…私が初めて怪盗キッドと対峙した時と同じ…―
「…お嬢さん」
キッドはザンビアの手を取ると、そっとキスをした。途端にザンビアの顔が、一瞬で真っ赤になった。
「ちょ、な、何様のつもり…!?」
その時ザンビアは、キッドが何かを自分の手に入れたのを感じた。
「?」
手を放して見てみると、それは何やら茶色い小さな粒々だった。しかしそれが何なのか確認する間もなく、視界を白いものが埋め尽くした。
「え?は?何!?」
その正体は鳩だった。キッドが渡したのは、鳩の餌だったのだ。次々に鳩がザンビアの手の周りに集まり、餌をつついたり、羽根をすり寄せたりした。
「こ、こんなもの…」
ザンビアは鳩を振り払おうと思ったが、体が動かない。鳩は、ザンビアに止まって羽を休め、クックゥと可愛らしい声を出している。ふと手元を見ると、小さな真紅の薔薇を口にくわえた鳩が、円らな瞳でこちらを見ていた。
「……」
ザンビアは頬を赤らめてそれを見ていたが、やがてキッドの方を振り返ると叫んだ。
「きょ、今日はこんくらいで勘弁してやるわ!…ったくこのバカ、行くわよ!」
ザンビアは、ボーっと突っ立っていたワイルドの懐をむんずと掴み、夜の彼方へと去っていった。
「…ったく、長い夜だったぜ…」
快斗は、鳩を撫でながら、ザンビアの消えた方角を見つめて微笑んでいた。

5.閉幕

魔法やら何やらでひどいことになっていた屋上に中森警部たちが駆けつけたのは、すべてが終わった後だった。どうやら魔法で音が階下に聞こえないようにされていたらしい。白馬は、今回は助けてもらった借りがあると、キッド逮捕を見送った。快斗と紅子は高校生の姿に戻り、白馬と共に事情聴取を受けた。
快斗たちが警視庁から出てくると、そこでは鬼太郎たちが待っていた。
「今日はありがとう」
そう言って鬼太郎は手を差し出した。快斗は握手をすると、「いやこっちこそ、色々助けられちゃって…」と頭を掻いた。
「それにしても、この時代に紅魔術の継承者と巡り会えるとは、長生きはするもんじゃわい」
目玉おやじが、紅子の方を見て、腕組みをして頷いた。
「…しかし、あのネックレス…ずいぶん特殊な魔術じゃのう?」
「えぇ…少なくとも50の暗号式を組む必要がありますし…術を錬成している間は声を出してはいけないので…」
なるほど、そういう事か…快斗は、学校での紅子の不審な行動を理解した。一方紅子は、自分の魔法のことを他人に軽く話してしまったことに気付き、ぱっと口を覆った。
「いいんじゃよ、君の魔法は素晴らしい。誇りに思っても良いぞ」
「は、はい…」
紅子は気まずそうにうつむいたが、その反面、他の人に自分の事を話せることが少し嬉しそうだった。
「…でも父さん、西洋妖怪に厄介なものを渡してしまいましたね…」
「ウム…」
鬼太郎たちががっかりしてるのを見て、快斗はおそるおそる声を出した。
「あの…その事なんだけどさ…」

その頃、西洋妖怪のアジトでは、ザンビアが元々置いてあった場所に石を戻すべく、抜き足差し足で暗い廊下を進んでいた。
「バレてないかしら…」
「…何ぼやぼや言ってんのよ!こっそり戻しておけば、誰かが石がなくなったって勘違いしてたってことで解決するかもしれないしょ!?それにこの石があればベアード様は…」
ザンビアは、石を廊下の松明にかざした。その時気付いた。その石は妖怪石特有の光は無く、代わりに石の中には小さな真紅の薔薇、鳩の羽根、そして手紙が閉じ込められていて、手紙には『貴方には花のような笑顔がお似合いですよ』と書かれていた。
「あ…」
急に、顔が熱くなった。偽物をつかまされたのだと分かっているのに、何となく嬉しかった。
「…ま、久しぶりに思いっきり暴れてスッキリしたし…」
「…何をしておったのだね、ミス・ザンビア?」
いきなり、後ろから声を掛けらて、ザンビアは跳び上がった。後ろにいたのは、西洋妖怪の総大将でザンビアの憧れの、バックベアードだった。
「べ、ベアードさまっ!!」
舞い上がったザンビアは、ベアードに向かって深々と頭を下げた。
「すみませんベアード様!!私、妖怪石なんかなくても鬼太郎に勝てる力が付くようにこれから一生懸命頑張ります!だから…」
「…妖怪石を、無くしたのかね?」
ベアードの静かな問いに、ザンビアは、あ、と声を洩らした。ついうっかり、勢いで墓穴を掘ってしまった。
「…聞いたぞ、やはりお前たちの仕業かぁっ!!!」
ベアードの後ろから、先輩妖怪たちが続々とやってきた。鋭い眼光に晒される中で、ザンビアとワイルドはなずずべもなく震えているしかなかった。
「ごっごごごごごごごめんなさいぃ~~~~~~~ッ!!!!!!!」

「…というわけで…こちらが本物の石です」
快斗は、手袋をしてポケットから石を取り出し、鬼太郎に渡した。
「ありがとう…僕じゃとても解決できなかったよ」
「いや、こういうのはマジシャンの十八番なんでね…」
「黒羽君…」
声の主は、紅子だった。紅子は少しそっぽを向いたまま、頬を赤くして言った。
「わ、私からもお礼を言うわ…ありがとう」
「いや、今回はオメーの手柄だよ…んにしても何で、そこまでしてくれんだ?」
快斗の問いに、紅子の顔がかあっと赤くなった。
「?」
快斗が不思議そうに顔を覗き込んだが、紅子はふいっと向こうを向き、「べ、別になんでもないわよ!」と言った。
―黒羽快斗、貴方を虜にするために、決まってるでしょう。
叫んだあと、心の中でそう呟いた。でも、多分それだけじゃない…言葉にできない感覚が、体の中で渦巻いていた。
「快斗~!紅子ちゃんも、どうしたの?早く!!一緒に帰ろ!」
青子が、威勢のいい声を上げて警視庁から出てきた。快斗は「あ、おう」と返事をすると、紅子と共に青子の方へと歩いて行った。
「それでは僕たちも帰りましょうか、父さん」
元気そうに帰路につく快斗達の背を見つめ、鬼太郎が言った。
「そうじゃな」
カラン、コロン…軽快な下駄の音を響かせて、鬼太郎たちは闇の中へと消えていった。

そんな不思議な夜の出来事を、満月がいつまでも見守っていた―


<終>



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